随筆・ザの人

円い月の丸い兎 - そして誰もまるくなった -

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Category:読書
この随筆は、新しい「ザの人」にて絶賛新連載中です。
随筆の続きはこちら

08/10/28(Tue)

Category:読書

ライトノベルの第一巻レビュー:時雨沢恵一「キノの旅 ― The beautiful world」

ctime: 08/10/28(Tue) 19:55
<画像略>時雨沢恵一「キノの旅 ― The beautiful world」
http://www.amazon.co.jp/dp/4840215855

主人公のキノは、人の言葉を話すモトラドのエルメスと共に旅をして、いろいろな国を訪れる。


この作品に出てくる国々は、どこも歪んだ社会観念を持っています。
現実的にはあり得ないほど極端なものばかりですけど、現実の人間社会の社会通念や価値観の持つ傲慢さや不条理さを強調したものなんですよね。
著者の強い皮肉が込められています。

それぞれの国の考え方は一般的な社会通念からすれば何か間違っているのですが、その国の中においてはそれが常識であり無くてはならないものでもあるし、そうした価値観の下で人々は幸せな生活を送っていたりもする。
読者が普段当たり前だと思っている社会通念を、もう一度考え直してみる切っ掛けになると思うし、この作品がなかなかの人気を呼んでいるのも分かります。

残念なのは主人公や住人達の説明的すぎて会話が不自然なところでしょうか。
例えば、

>「しかし我々は、戦っても勝てません。
>そこで誰でもいいから、この場合はたまたま通りかかった貴方を
>いたぶりながら殺して、この憤りをほんの少しだけ晴らしたいだけなのです。
>別に貴方が悪いのではありません。運が悪かっただけです」
(本文より引用)

08/10/26(Sun)

Category:読書

ライトノベルの第一巻レビュー:「シュプルのおはなし」

ctime: 08/10/26(Sun) 19:10
<画像略>雨宮諒「シュプルのおはなし ― Grandpa’s treasure box」
http://www.amazon.co.jp/dp/4840226601

2,620件しか出てこないのでかなりマイナーな作品と思われる。

主人公のシュプルは本をシュプルのおはなし―Grandpa’s treasure box
本が大好きな男の子のシュプルは、母親が仕事のときはいつもおじいさんの家に預けられている。
しかしシュプルもおじいさんも、お互いどう接していいのか分からない。
ある日シュプル、友達の女の子アロワと共におじいさんの家の物置で宝箱を見つける。
中にはガラクタのようなものばかりが詰められていたが、箱に入った宝物にまつわる物語を想像力豊におじいさんに語っていく。


シュプルが登場人物(昔のおじいさん)になりきってお話を想像し、短編集のような構成になっています。
それぞれの話の最後には、おじいさんが宝物の本当の思い出を読者に少し開かしてくれます。
話によって舞台は変わりますが、シュプルにとってのヒーローでもあるムルカという男がお話の中に毎回登場し、二人で活躍するのですが、“シュプルが子供のまま”登場するので、話の内容とのギャップがあって面白いですね。
子供が語った内容にしては大人びすぎているようにも思いますが・・・。
割りとほのぼのした童話のような雰囲気、それぞれの話にあまり繋がりが無く語っていくだけなので、楽しめるかどうかは人によって変わってくるでしょうね。
Category:読書

ライトノベル第一巻レビュー:「扉の外」

ctime: 08/10/26(Sun) 18:14
<画像略>土橋真二郎「扉の外」
http://www.amazon.co.jp/dp/4840237174

主人公の紀之が目を覚ますと、自分がクラスメイトと共に監禁されていることに気付く。
人工知能ソフィアと名乗るものが室内のモニタに現れ、そこでのルールを説明していく。
ソフィアが言うには、ルールにさえ従えば生命は保証するとのこと。
そしてクラスメート達は、ソフィアの提示するゲームに参加させられることになる。
全員腕輪を付けられていて、それを付けている限りは庇護を享受することが出来るというが、束縛を嫌う紀之は腕輪を外してしまう。


・・・何だこの主人公は(笑)、サークル嫌いで割りと歪んだ思考をしているわりには、いつの間にかハーレム状態になってるし、やたらセクハラ発言を繰り返すし。

ゲームの要素自体は楽しめる内容だったのであっと言う間に読み切ることが出来ました。
サークルから孤立した紀之を通してサークルを見ることによって、サークルの持つ醜さの一面を描写することにも成功していると思います。
サークルに属する人は、結果としてソフィアのルールに従わざるを得なくなっていたわけですね。

ただ紀之の考え方や行動には賛同できない部分も多くあります。
紀之はあるクラスメイトの行動を、自分の有利な立場を利用して優越感に浸っているだけだと指摘する。
他にも類似した発言を何度か繰り返しているのですが、実は紀之自身も似たようなものなんじゃないかな?
彼のそれまでの行動は、監禁された状況を打開するためのものというよりは、ルールやサークルという束縛から逃れたいがための行動でしたし。
支配的なルールに縛られるクラスメイトを見下し、結果的に環の中にうち解けられず調和を乱しているだけ。
Category:読書

ライトノベル第一巻レビュー:「狼と香辛料」

ctime: 08/10/26(Sun) 1:33
<画像略>支倉凍砂「狼と香辛料」

著者がthebbs.jpのユーザーだったと聞いて読んでみた一巻。
ライトノベルで経済ものというのはあまり多くはないんだろうな。

大まかに紹介。
若い行商人のロレンスは、麦を積んだ馬車の荷台に狼の耳としっぽの付いた少女が寝ているのを見つける。豊作を司る神「ホロ」と名乗り、ロレンスと共に旅をすることになる。
ある日二人は、ゼーレンという商人から儲け話を持ちかけられるが・・・。

狼と香辛料の第一巻では、銀貨の価値が物語のテーマです。
貨幣価値は純度によっても左右される、純度が高くなるという情報を先に知っていたなら、
価値が上がる前に貨幣を集めておいて儲けるということもできるわけです。
でもそれは、本当に純度が上がるのであればの話、商人同士の駆け引きがなかなか面白いんですよ。よく練られていて良かったです。
いや、ロレンスとホロの駆け引き(?)のほうが見所なのかな?

ホロは吉原言葉で話すのね。
わっち、ありんす。映画のさくらん観たいなー。

08/10/06(Mon)

Category:読書

「不幸な子供」作:Edward Gorey

ctime: 08/10/06(Mon) 0:18
「不幸な子供」という絵本を見つけた。

http://www.amazon.co.jp/dp/4101001219

原題は「The Hapless Child」、Edward Goreyによるペン画の作品。
裕福な家庭に生まれた少女、しかし父は戦死し、そのことで母はやつれて死んでしまう。
叔父さんは落ちてきたレンガに当たって死んでしまい、頼れる親戚がいなくなった少女は寄宿学校に預けられるが、そこで非道いいじめにあう。
その後も次々と不幸な目に遭い、最後には馬車に轢かれて死んでしまう。
なんと馬車に乗っていたのは、実は戦死していなかった父だった。
父はその子供を抱きかかえるが、余りにやつれて変わり果てたその姿に、自分の娘だとは気付きませんでした。
おしまい。

そんなお話。
悲壮感漂うGoreyのペン画は、一方で強く引きつけられるものがあった。
よくある物語とは違い、少女にとって幸運な出来事は何一つ起こることなく、身に起こる不幸が淡々と描かれていくだけ。
救いが無く、余りに不条理ではあるが、世の中そうやって死んでいく子供も多いのかも知れない。

<画像略>

08/09/17(Wed)

Category:読書

ひたすらライトノベルの第一巻を読む。

ctime: 08/09/17(Wed) 1:19
連載もの、シリーズものの小説などは一作目から全巻読まないといけないような気がするんですよね・・・。
臆病者なので、未完結だったり巻数の多い作品に手を出すのには少し怖いものがあるのですが、勇気を振り絞って「第一巻」を5冊ほどまとめ買いしてみた。
全部ライトノベルで。

支倉凍砂「狼と香辛料」
土橋真二郎「扉の外」
雨宮諒「シュプルのおはなし」
時雨沢恵一「キノの旅」
壁井ユカコ「鳥籠荘の今日も眠たい住人たち(1)」

うーん、もう少し買ったような気がするんだけど・・・どこかに紛れたのかな?
このセレクション、知名度に格差有りすぎだなぁ。
聞き覚えがあるとか説明読んで面白そうだったとか猫があれだったからというような感じで選んだので無理もないか。
二巻目以降を読むことになるかは今のところ不明。

眠いのでレビューは明日以降書いていきます。

少なくとも一巻目は面白いよっていう作品があったら教えてね。

08/05/05(Mon)

Category:読書

Lynd Ward「狂人の太鼓」

ctime: 08/05/05(Mon) 16:00
これはいい本を手に入れました。
Lynd Wardの「狂人の太鼓」(出版:国書刊行会、2002/10)です。
(原題:Mad Man's Drumが最初に出版されたのは1930年)

科学系の本は好きだけど、
たまには趣向を変えて魔術書なんかも読んでみたいよねー、
という気分になって本屋をはしご。

魔術書なんかを扱っている本屋があったので立ち寄ってみたのですが、
その本棚の中でも「狂人の太鼓」は異様な雰囲気を出していたように思えます。

少々不気味な表紙に、何か物凄い存在感みたいなものを感じたのです。
文章はなく、白黒の版画のみによって小説が綴られているのですが、
一枚一枚の絵が放つ強烈なイメージに、一瞬で心臓を鷲掴みにされました。

本の帯にはこのようなことが書かれてあります。

>文字のない小説
>奴隷商人がアフリカから持ち帰った太鼓は何をもたらしたのか。
>書物に埋もれた生活を送る男を次々に見舞う恐るべき死と厄災。
>グロテスクな想像力にあふれた120枚の木版画で綴る運命奇譚。
<画像略>

08/01/25(Fri)

Category:読書

「ドグラ・マグラ」が青空文庫で公開されたようです

ctime: 08/01/25(Fri) 1:04
胎児よ

胎児よ

何故躍る

母親の心がわかって

おそろしいのか


つい先ほど気がついたのですが、夢野久作の代表作「ドグラ・マグラ」が、とうとう青空文庫で公開されたようです。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/card2093.html

ドグラ・マグラは日本探偵小説の三大奇書のひとつにも数えられる作品で、
その文章構成は非常に独特で、そしてこれでもかというぐらいに作りこまれています(実際、夢野旧作はこの本の推敲に10年を費やしています)。

少し内容に触れておきます。
見たこともない独房の中で目を覚ました青年は、自分が誰であるかすら分からなくなっていることに気付きます。
そこに若林教授という人物がやってきて、ここは九州帝国大学の精神病科の病室で、ある事件に関わったために一時的に記憶喪失となっていることを説明されます。

08/01/13(Sun)

Category:読書

ライトノベル感想文♪×5(´▽` )

ctime: 08/01/13(Sun) 20:47
更新を一週間以上空いてしまいました。
その間も掲示板のほうには何度か書き込んではいたのですけどね。

更新できるうちに、読書感想文をば。
ライトノベルはあまり読まないほうでしたけど、最近はちょくちょく買っていますよ、表紙のせいで買いにくいのが難点ですが・・・。
読んでみたライトノベルをいくつかまとめて紹介いたしませう。


「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」桜庭一樹
http://www.amazon.co.jp/dp/4829162767/
山田なぎさの通う片田舎の学校に、海野藻屑という変な名前の女の子が転校してくる。
藻屑は大嘘つきで変わり者だったが、実のところは非常に不幸が明らかになってくる。
なぎさには兄がいて引きこもりであったが、彼女は兄のことを貴族と呼び慕い、自ら自衛隊員となって兄を養うことを望んでいる。
結末は少々残酷なものだったけど面白かったと思う。
この作品、先生とか結構重要な役割してるよなぁ。

「Missing ― 神隠しの物語」甲田学人
http://www.amazon.co.jp/dp/4840218668/
これは連載作品の第1巻に相当する作品。
いつも黒服で、魔王陛下との渾名が付けられている空目恭一は、不思議な少女近藤あやめの手によって神隠しに遭う。
登場人物達が個性的なのですがそれに見合ったストーリーの良さは余り感じなかったかな。

08/01/03(Thu)

Category:読書

「煙猫と赤い花―妖精村の花通信」永田萠

ctime: 08/01/03(Thu) 2:48
<画像略>猫で思い出したので紹介しちゃいましょう。

小さい頃に読んだ本で、ずっと忘れられずにいたのですが、偶然にも見つけて懐かしくなって買っちゃった本です。

普通の人には見えないものが見える特別な目を持った人の、いろいろな妖精たちとの暮らしを描いた童話集。
対象年齢は低めかもしれませんが、とても素敵な話でした。

しかしGoogleでわずか114ヒットという知名度の低さ。
レビューしても本を見つけられる人がいなさそうというのが悲しいです。

挿絵も綺麗です。
この本の作者の永田萠さんはイラストレーターで、
イラスト自体は見たことがある人も割といるんじゃないですかね。

http://www.yohseimura.co.jp/
このサイトは永田萠さんの主催するサイトで、以前は動くイラストギャラリーがあったのですが、
今は設置されていないようで少々残念ですね。
Category:読書

「ジェニィ」と「トマシーナ」:ポール・ギャリコ

ctime: 08/01/03(Thu) 1:59
私はあまり表紙買いをすることはありませんが、これは表紙買いでしたね。

どちらもポール・ギャリコの猫ものファンタジー。

「ジェニィ」
http://www.amazon.co.jp/dp/410216801X/
交通事故にあって気を失ったピーターは、
自分が真っ白な猫になってベットに寝ていることに気づきます。
猫嫌いのおばあさんに家を追い出され、ボス猫のデンプシィに大怪我を負わされたピーターは、
黒と白のメス猫、ジェニィに救われ、猫としての生き方を教わりつつ、二匹の冒険が始まります。
人間・世界が猫の視点から描かれていて、猫好きとしてはなかなか楽しいですね。

「トマシーナ」
http://www.amazon.co.jp/dp/4488560016/
獣医マクデューイは、動物を愛してはおらず、一人娘のメアリ・ルーの飼い猫トマシーナを安楽死させてしまいます。
メアリー・ルーたちの手で葬られたトマシーナですが、周囲から魔女と呼ばれる女性ローリの介抱により奇跡的にも息を吹き返します。
そして愛する猫を失ったメアリー・ルーは日増しに衰弱していきます。

子供向けなファンタジーの気もしますが猫好きにはおすすめですよ、個人的には特に前者が好きですね。

07/12/12(Wed)

Category:読書

黒毛和猫

ctime: 07/12/12(Wed) 2:19
だめだ・・・寒いので布団の中で横になりながら本を読んでたら
いつの間にか寝ちゃってた。
寝る準備万端じゃんっていうヤボなことは言わないように。

読んでたのは例の「とりかへばや物語」。

内気で女性的な性格の兄君と、活発で男性的な性格の妹君。
そんな二人を「とりかへばや(取り替えたいなあ)」と嘆く父は、二人の性を入れ替え、
妹君は男装させて若君として、兄君は女装させて姫君として育てることにする。

こんな漫画みたいな話が古文で読めるんだから、二倍美味しいですよね(意味不明)

全部で250ページぐらいあるのですが、全然読み進んでないです。
下にある部分的な現代語訳と照らし合わせて読む作業は想像以上に眠くなるのですよ(笑)。

07/11/30(Fri)

Category:読書

1000の小説とバックベアード

ctime: 07/11/30(Fri) 1:43
<画像略>またまた本の紹介と行きましょう。

佐藤友哉「1000の小説とバックベアード」
http://www.amazon.co.jp/dp/4104525022

最近買って読んだ本なのですが、これは凄く面白かったですね。
作者の独創性には読んでいて何度も驚かされました。

この小説は、“片説家”をクビなった27歳の男、木原の視点で展開していきます。
小説家は、不特定多数の人間に向けて小説を書く人のことですが、片説家という職業は、会社を作ってグループを組み、依頼人のためだけに物語“片説”を創作する仕事です。
木原は片説家であるにも関わらず、小説に劣る愚かなものとして片説を馬鹿にしていたというのが、どうもクビにされた原因のようです。

職を失ったばかりの彼の元に、配川ゆかりという女性が突然彼の元を訪れ、彼に“小説”を書いて欲しいと、そして書いた小説を妹の配川つたえに読ませて欲しいと持ちかけます。
妹のつたえは、彼が元働いていた会社に依頼したと見られる片説の一ページだけを残して失踪した、そこで、その会社をクビになった木原の元を訪れたのだと彼女は言います。


「1000の小説とバックベアード」の前半にこんな部分があります。

「お父さん、お母さん、お姉さん、私は現在、『日本文学』の秘密基地でくらしています。『日本文学』というのは呼称でもあり、渾名でもあり、一個人でもあり、一概念でもあります。もっと簡単な表現をつかうと、一人のおじいさんの家でご厄介になっているのです。そのおじいさんが『日本文学』なのです。『日本文学』との毎日は楽しいです。居心地が良く、どっしりと安定して、落ち着きます。私は『日本文学』が許すかぎりここにいようと思います。」

これには意表をつかれました(笑)。それで一体ここからどんな展開になるのだと、どんどん引き込まれていったわけです。

07/11/29(Thu)

Category:読書

ライトノベルが買えない

ctime: 07/11/29(Thu) 2:11
前にも書きましたけど、店のライトノベルの棚って立ち寄りがたい雰囲気を醸し出しているんですよね(少なくとも私はそう感じる)。あそこに並んでいる表紙が・・・。
ライトノベルの類も徐々に読んで行きたいとは思っているのですがね。

でも、先日は勇気を出して買ってきちゃいました☆

ちなみに表紙は下の画像です


( ´▽`)「堤中納言物語・とりかへばや物語」
<画像略>

07/10/13(Sat)

Category:読書

覚悟を極芳醇

ctime: 07/10/13(Sat) 11:02
どうせなんで他にもいろいろと読んだ本を紹介しようかな。
Category:読書

「鼻行類」ハラルト・シュテンプケ (Harard Stumpke)

ctime: 07/10/13(Sat) 0:45
<画像略>さて、みなさんは「鼻行類」と呼ばれる生物をご存じでしょうか。
1941年、日本軍の収容所から脱走した捕虜によって偶然にも発見されたハイアイアイ群島。
太平洋南海に浮かぶこの群島は、太古の昔から生物地理的に隔離され、
極めて独特な進化を遂げたほ乳類が生息していました。

鼻行類はその名の通り、非常に特殊な発達を遂げた鼻に特徴があるのですが、
一つの鼻を持つものもいれば、複数の鼻を持つ、脊椎動物の中でも類を見ない特徴を有するものもいます。
鼻の役割も様々で、鼻で獲物を捕らえるものや、鼻を使って地面を歩行するもの、
植物のように進化した鼻で擬態したり、長く折れ曲がった鼻で飛翔するものまでいます(図はその一例のトビハナアルキ)。

しかし非常に残念なことに、鼻行類は現存しません。
太平洋で行われた核実験が地殻変動を誘発し、ハイアイアイ群島は海面下に沈んでしまったのです、研究者や多くの研究資料と共に。


「鼻行類」ハラルト・シュテンプケ
http://www.amazon.co.jp/dp/4582762891/


えー、以上のことは全て「鼻行類」の著者による創作です。
「鼻行類」自体は著者が勝手に作り出した実在しない生物群ですが、
学術論文の形式で、図なども含め非常に詳細に綴られているので
読む人によっては本当に実在した生物と勘違いしてしまうかもしれません。
というか小学生だった頃の私がそれでした(笑)。

なかなかよくできてるので、嘘だと分かっていながらも楽しんで読むことができました。

07/10/12(Fri)

Category:読書

「ハナシがちがう! ― 笑酔亭梅寿謎解噺」田中啓文

ctime: 07/10/12(Fri) 3:15
<画像略>ひさびさに本の紹介。

「ハナシがちがう! ― 笑酔亭梅寿謎解噺」田中啓文

http://www.amazon.co.jp/dp/4087460746

金髪トサカ頭の不良少年の竜二は、無理矢理、落語家である笑酔亭梅寿のもとに弟子入りさせられてしまう。
師匠の梅寿がまた大酒飲みな上にやることもかなり滅茶苦茶な人で、竜二はすぐにでも逃げたいと考えていたのですが、
師匠の噺を聞き、やがて古典落語の魅力に引き込まれるのですが、
どういう訳か竜二達の周りではいろいろな事件が起こるという青春ミステリーです。

事件の謎が「時うどん」などの古典落語の演目になぞらえられているというのもなかなか面白いと思いました。

この作品からは作者の落語への思い入れが伝わってくるように感じられます。
落語の世界を知らない人でもこれを読めば落語が聞きたくなるんじゃないかな。

07/09/15(Sat)

Category:読書

[削除]への覚書:訓練されたネコを[削除]のために使用することについての[削除]所見

ctime: 07/09/15(Sat) 14:53
私はライトノベルはあまり読んでいないのですが、
先日は本屋のライトノベルのコーナーも物色してみました。

結局一冊も購入しなかったのですが、挿絵が入っている小説を読んだのはたぶん中学生以来だと思います(笑)。

人によると思うけど、ライトノベルはアニメ絵調な表紙のせいでちょっと買いにくいんですよね。
表紙がキツイと立ち読みもしにくい。
まあそもそもライトノベルのコーナーはアニメ絵な表紙一色なので、長居はしたくないんですけどね。
私は表紙で本を選ぶことはあまりないですが、アニメ風の表紙を強調されるとちょっと手を出しにくいのです。
でも結果的にこういう表紙のほうが売れるんだから仕方がない。

あとがき著者のコメントしかなくて本を選ぶ参考にならなかった・・・。
これは仕様なのか(´▽` )

<画像略>

07/08/27(Mon)

Category:読書

現代語から古語を引く辞典

ctime: 07/08/27(Mon) 0:37
<画像略>今日はいい本を手に入れましたよ。
本屋に行くといろいろなコーナーを一通り見て回るんですが、今回は辞書コーナーにて「現代語から古語を引く辞典」なるものを見つけました。

英語の辞典なら英→和だけでなく和→英もありますが、
古語の場合だと、古語→現代語が普通ですからね、現代語から古語に訳すこと自体一般的でないのも事実でしょう。
古語とかも調べていくといろいろ興味が湧いてくるもので、現代語を古語にするとどんな表現があるのか調べられる辞典があったらなと思っていたんですが、
偶然にも見つけられてラッキーでした。
ちなみにこの辞典、今年の4月30日から初版で発売された新しい本のようです。

内容ですが、五十音順の古語逆引きの他、「動物・植物」や「気持ち」といった、関連語の多い古語表現を別にまとめてあります。
古語の表現を楽しむのにはもってこいだと思いますね。


「む」の項目から二つほど抜粋

むいみ【無意味】せんなし[所詮] よしなし[由無]
―なこと すずろごと[漫事]

むかし【昔】あがりたるよ[上世] ありしよ[有世] いにしへ[古] かみつよ[上世] かみよ[神代] きしかた・こしかた[来方] こだい[古代] しゃうこ・じゃうこ[上古] そのかみ[其上] はやう・はやく[早] まへ[前] もと[元・本・原・許] わうじゃく[往昔]
―の ありし[有]
―の夫 いにしへびと[古人]

07/07/20(Fri)

Category:読書

百年の孤独

ctime: 07/07/20(Fri) 3:13
G. ガルシア=マルケス著「百年の孤独」

http://www.amazon.co.jp/dp/4105090089

レビューとか見てて読んでみたくなりました。
今読んでる本読み終わったら次はこれにしよっと。
というメモ。


ところでネットで本を購入して商品が届くまで気付かなかったんですが、ネットで購入した場合ブックカバー着けてもらえないんでした。
ブックカバー無しだと無駄に本が傷つくしあんまり周りの人に見られたくもない(別にやましい本ではないが)。
どうせなんで綺麗な包装紙でも探そうかな。
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